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2010年01月09日

本物

『本物』とは「よいことだけあって悪い事はまったくないもの」であり、「自己完結していて矛盾がないもの」です。それは放っておいても自分の力で問題を解決するので矛盾が出てこない、つまり何も後始末をしなくても次から次へとよくなって、全体の環境をよくするというものです。

久しぶりに読み返してみました。船井幸雄さんの著書『未来へのヒント』のなかの一節です。

最近は介護についてあまり書いていませんでしたが、頭を悩ます問題を何件も抱えていますと、時々ものすごいジレンマに陥ることがあります。私は何の仕事をしているんだろう・・・と。
現場では食事や入浴などの介護をするわけですが、本当に大変なのは、身体的な労働ではなくて、ある意味精神疲労に近いものがあります。それぞれの暮らした環境、金銭感覚、経済観念、うつ、親子関係、対人関係、性格等々これ以上ないだろうと思われるくらいのもつれ具合です。で、1つ1つ解決すればいいですが、実際は、チームケアと言いながら、上辺だけを彷徨っている感じです。・・・家族もそうです。なかなか問題が減らないのです。介護サービスの時間だけ関われば済むことですし、確かにその通りです。大きなおせっかいなのかもしれません。でも、それは違うんじゃないかと思うのです。何事も根本的な問題に向き合わないと対症療法でしかなく、また違う形で新たな問題が出現するわけです。
船井先生の一節は自分が考えている方向性や他の人の行動や言動が正しいかどうかの判断尺度になると思います。矛盾していないか?誰かが後始末をしなくてよいか?・・・自問するだけでも全体がよくなる可能性があると思いませんか?  

Posted by ぴあ at 14:32Comments(1)介護って?