2009年03月10日

自分の心配、家の心配

高齢者住宅をしておりますので、入居の問い合わせを頂きますが、話を聞いていると、既に自宅で住むには危険が多すぎる場合と、時期が早すぎる場合があるようです。ご家庭の事情にもよりますが、私は出来る限り自宅で暮らされ方がいいと思います。環境が変わるということの影響は本人や家族の想像をはるかに超えるもので、ましてや施設などで他人と過すのは心身ともに疲れるものです。親を一人おいておくのは心配との子供の気持ち、家を明けては、家が傷んでしまう・・・との親の気持ち。難しいところです。昔の大家族の時代ではあまり問題ではなかったのかもしれませんが、今の、核家族や生活スタイルの歪みといいましょうか、誰にとっても最良の答えをだすのは大変です。最近思うのは、家の心配をしている間はまだ大丈夫な気がします。(認知症や火の始末に問題がある方は要注意)家の心配から自分の体や心の心配に気持ちが移りつつあるときは、在宅生活の限界も視野に入れないといけないかもしれません。本人を不安にさせたり安心させたりする要素としての家族との距離感も意外と大事なものですよ。近すぎず、離れすぎず、手をだしつつ、手を出さない。我が家は4世代同居ですので、普段はテレビのチャンネル争いや子供が怪我をした・・・おばあちゃんが歩いて危ない・・など一日中ワイワイしてますが、ふとした瞬間、一緒にいられて安心ね!・・・と思いますね。


Posted by ぴあ at 11:16│Comments(0)
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